3.心をつかむ「3分間」テクニック
ほとんどのテレビ・コマーシャルは、ふつう30秒、短いものは15秒でいいたいことを言い終えるように作ってある。ところで、コマーシャル並みといかなくても、3分間で済ませられるものはたくさんある。結婚式のスピーチ、朝礼の挨拶、セールス出発時の訓示などである。
3分以上の訓示やスピーチは、長くなればなるほど理解、共感の効果は少なくなるものと考えたほうがいい。
中でも、部下に対する説教、小言は、短いほど効果的だと言われる。3分でも長すぎるくらいだと言われているが、一般的に、聞きたくないことを相手に伝達できるのは、最初の3分間と考えてほしい。
また、相手との確認やダメ押しの時の会話も、3分間で終わらせるようにしたほうがいい。相手が「わかった」というところで話を打ち切るようにするのがコツなのだ。
もし、3分間で終わりそうもない内容ならば、1つのポイントにつき3分間で説明を終えるようにする。3分を1つのブロックにして、せいぜい3,4ブロックで説明すると、ずっと効果があがるはずだ。